機械保全技能士1級(機械保全作業)を受験してきた|勉強方法・自己採点・正直な感想

※本記事は、2026年1月11日に試験を受験し、
2026年1月16日に公開された公式解答をもとに
自己採点を行った時点の内容です。
正式な合否は2026年2月24日に発表予定です。

目次

機械保全技能士1級(機械保全作業)を受験した理由

現場で働いていると、
「このままの知識と経験で大丈夫だろうか」と
不安になる瞬間が何度もありました。

機械のトラブル対応や点検作業は、
経験で何とかなる部分も多い一方で、
年数を重ねるほど
自分のやり方が本当に正しいのか分からなくなることがあります。

機械保全技能士1級を受験しようと思ったのは、
これまでの現場経験を
客観的に確認したかった、という気持ちが一番大きいです。

また、将来のことを考えたとき、
「いざという時に説明できる根拠」
「自分の仕事を言葉で証明できるもの」
を持っておきたいと思いました。

会社から強制されたわけではなく、
昇給や評価だけを目的にした受験でもありません。

今の仕事を続けるにしても、
別の道を考えるにしても、
一度、自分の実力を試しておきたかった。
それが、機械保全技能士1級を受験した一番の理由です。

私の経歴と受験時の状況

私は現在、製造業の工場で現場作業に携わっています。
学歴は高卒で、いわゆる専門学校や大学で
機械工学を学んできたわけではありません。

現場経験はおよそ15年。
普段は設備の点検や保全作業、トラブル対応などを行っています。

これまでに取得してきた資格は、
危険物取扱者乙種4類や電気工事士などは、
学生時代や社会人になってから
自分の判断で取得してきたものが中心です。
機械保全技能士1級も自費で受験して来ました。

機械保全技能士1級を受験した時点では、
あくまで現場側の立場でした。
仕事をしながらの受験で、
平日はまとまった勉強時間を取りづらく、
限られた時間の中で準備を進める形になりました。

特別に恵まれた環境だったとは思っていません。
「普通の工場勤務の現場作業員が受けた試験」
そのリアルな前提条件で読んでもらえればと思います。

勉強期間と勉強方法(正直ベース)

機械保全技能士1級の勉強を始めたのは、
試験日の約2週間前からでした。

平日は仕事があり年末年始でバタバタしており、
勉強できる平日は30分程度。
休日は1~2時間ほどを目安に、
無理のないペースで進めました。

最初から完璧に理解しようとはせず、
「分からない部分があるのは当たり前」
という前提で勉強を進めました。

主に行っていたのは、

・過去問題を解く
・間違えた問題を確認する
・分からない部分だけを調べ直す

を繰り返すという、シンプルな方法です。
私がいつも行う勉強法です。

特別な勉強テクニックや裏技は使っていません。
できるだけ手を広げすぎず、
やることを絞ることを意識しました。

仕事と勉強の両立は正直きつかったですが、
「ここでやめたら意味がない」
と自分に言い聞かせながら続けました。

この勉強方法が正解だったかどうかは、
正式な合否発表を待つ必要がありますが、
少なくとも試験本番では
大きく崩れることはありませんでした。

試験当日の流れと会場の雰囲気

試験当日は、試験会場が自宅から徒歩15分と近場だったので歩いて、
開始時刻より少し早めに会場へ向かいました。
会場には多くの受験者が既に集まっており、
全体的に落ち着いた雰囲気の中にも、
独特の緊張感がありました。

受験者の年齢層は比較的高く、
学生よりも、現場で働いている社会人が
中心という印象でした。
女性も数名いました。

私が受験した会場では全部で6部屋あり、
1部屋50人程度でした。
3人掛けのテーブルで左右に1人ずつでした。

学科試験については、
これまで過去問題を繰り返し解いていたこともあり、
問題自体は「思っていたより簡単だな」
と感じました。

時間配分も比較的余裕があり、
数回の見直しを含めておよそ40分ほどで一通り解き終えました。
ただ、途中退室ができないため、
時間が余ってからは少し長く感じたのが正直なところです。

一方で、実技試験は雰囲気がまったく違いました。
大問1つあたりの持ち時間が約10分と短く、
常に時間を意識しながら進める必要があります。

また問題用紙とマークシート以外に、
試験毎に写真判定用等の資料も広げるため、
正直テーブルが狭かったです。

「考えている余裕はあまりない」
という感覚で、
一問一問を確実に処理していく必要があり、
見直しをする余裕はほとんどありませんでした。

実技に関しては、
学科よりもはるかに緊張感があり、
試験中は常に気が張っていたのを覚えています。

自己採点の結果と正直な手応え

学科試験については、
公式解答を確認しながら自己採点を行った結果、
50問中44問正解という結果でした。

過去問題を中心に勉強していたこともあり、
出題内容に大きな戸惑いはなく、
全体としては落ち着いて解くことができた印象です。

実技試験については、
写真や図を見て判断する紙ベースの試験で、
解答はマークシート方式でした。

問題は全8問ありましたが、
自己採点ではそのうち問題4のみ全不正解となり、
それ以外の問題については
すべて正解しているという結果でした。
ちなみに問題4はマイクロメータ測定の問題でした

実技は減点法のため、
正確な点数までは分かりませんが、
自己採点の結果を見る限りでは、
大きく崩れている印象はありません。

あくまで正式な合否発表を待つ必要はありますが、
現時点では「まず大丈夫ではないか」
というのが正直な手応えです。

結果について過信はせず、
冷静に合否発表を待ちたいと思います。
今はマークシートのミスだけが無いことを祈っています。

機械保全技能士1級は正直きつい?受験して感じた率直な感想

正直に言うと、
機械保全技能士1級は「誰でも楽に取れる資格」ではありません。

出題範囲は広く、
内容も現場経験や基礎知識が前提になっている部分が多いため、
一夜漬けや短期間の勉強でどうにかなる試験ではないと感じました。

一方で、
「意味不明な難問ばかり」という印象もありません。

過去問題を中心に勉強していれば、
どこが重要で、
どのレベルまで理解しておく必要があるのかは、
比較的はっきりしている試験だと思います。

学科については、
過去問を繰り返していたこともあり、
個人的には「思っていたより解けた」という感覚でした。
ただし、試験時間は長く、
途中退室ができないため、
集中力の維持という意味では意外と消耗します。

実技については、
1問あたりの制限時間が短く、
判断スピードが求められるため、
かなり緊張感のある試験でした。
落ち着いて考える余裕が少なく、
見直しがほとんどできなかった点は、
実技特有の難しさだと感じています。

総合的に見ると、
「簡単ではないが、正しく準備すれば届く資格」
というのが率直な感想です。

現場での経験や、
これまでに積み重ねてきた知識がある人にとっては、
挑戦する価値のある試験だと思います。

機械保全技能士1級はどんな人に向いている?向いていない?

機械保全技能士1級は、
「とりあえず資格が欲しい人」に向いている試験ではありません。

一方で、
条件が合う人にとっては、
時間と労力をかける価値のある資格だと感じました。

向いている人

まず、次のような人には向いていると思います。

  • 工場や設備の現場で働いている
  • 機械の構造や仕組みにある程度なじみがある
  • 図や写真を見て状況を判断するのが苦ではない
  • コツコツ過去問を繰り返す勉強ができる

特に感じたのは、
過去問を地道に回せる人は強いという点です。

学科も実技も、
出題の考え方やパターンはある程度決まっているため、
「派手な勉強」は不要ですが、
「継続力」はかなり重要だと思います。

また、
現場経験がある人ほど、
問題文や写真の意図が理解しやすく、
勉強が点と点でつながりやすい試験だと感じました。

向いていない人

逆に、次のような人には、
正直あまり向いていないかもしれません。

  • 暗記だけで何とかしようとしている
  • 短期間・一発勝負で合格したい
  • 現場や設備にあまり興味がない
  • 写真や図を見るのが苦手

特に、
「勉強すれば何とかなるだろう」と思っていると、
実技で壁に当たる可能性があります。

実技は、
文章を読む力だけでなく、
状況を瞬時に判断する力が求められるため、
机上の知識だけでは対応しきれない場面があると感じました。

私自身はどうだったか

私自身は、
これまで現場での経験や他の資格の知識もあり、
過去問を中心に準備していたため、
「大変ではあるが、挑戦できる試験」
という位置づけでした。

決して楽ではありませんが、
終わったあとに
「ちゃんとした試験だった」と思える資格です。

もし受験を考えているなら、
「今の自分の立場や経験で本当に必要か」
一度立ち止まって考えた上で、
挑戦するかどうか決めるのがいいと思います。

機械保全技能士1級を受験して思ったこと(まとめ)

機械保全技能士1級を受験して一番強く感じたのは、
この資格は「運」や「勢い」で取れるものではない、ということです。

学科・実技ともに、
過去問を繰り返してきた人と、
そうでない人の差がはっきり出る試験だと思いました。

学科については、
しっかり準備していれば難しすぎる内容ではありませんが、
時間は長く、集中力が求められます。

一方で実技は、
問題数が少ない分、
1問あたりの重みが大きく、
かなりの緊張感がありました。

「見直しができない」
「一瞬の判断がそのまま点数になる」
そういう試験だったと思います。

正直に言えば、
楽な資格ではありません。

ですが、
試験を受け終えたあとには、
「ちゃんと現場を見ている試験だった」
と感じました。

現場での経験と、
過去問を積み重ねてきた人にとっては、
努力がそのまま結果に反映されやすい資格だと思います。

これから受験を考えている方は、
短期決戦を狙うよりも、
腰を据えて準備することをおすすめします。

派手な勉強法や裏技より、
過去問を繰り返し、
自分の弱点と向き合うこと。

それが、
機械保全技能士1級への一番の近道だと、
今回の受験を通して感じました。


※この記事は
「工場・設備系資格の体験談」シリーズの一部です。
【工場・設備系資格の体験談まとめはこちら】

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