電気工事士2種の技能試験は、
「作業ができるかどうか」を試すものだと思われがちです。確かにそれも必要です。
しかし、実際に受けて感じたのは、作業スキル以上に「判断力」と「確認力」が問われる試験だということでした。
今回は、学科では複線図を捨てた私が、なぜ技能では「複線図が生命線」だと断言するのか。その理由をお話しします。
1. 技能の複線図は「合格への生命線」
学科試験では、複線図を「捨て問」にしました。
しかし、技能試験では話が別です。
技能での複線図の間違いは、即、不合格を意味します。
初心者にとって複線図は生命線です。
だからこそ、ここを最重要工程と位置づけました。
私は作業に入る前はもちろん、「各作業の直前」にも必ず複線図を確認することを徹底しました。
常に設計図と照らし合わせる。この慎重さが、一発アウトを防ぐ唯一の手段です。
だけど、どれだけ確認しても複線図が間違っていれば全て無駄になる、それくらい私にとっては重要なものでした。
2. 「怪我のリスク」を排除して、判断に集中する
技能試験において、私は電工ナイフを使いませんでした。慣れが必要な上に、試験という緊張下で怪我をするリスクを避けたかったからです。
実際、主催者側も電工ナイフは推奨してませんでした。
代わりにVVFストリッパーを迷わず導入しました。
物理的な「剥く・切る・測る」作業を1つの道具で行うことで、道具の持ち替えの時間を短縮し「図面通りか?」「極性は合っているか?」という判断と確認に全振りできたことが、15分完走の大きな要因でした。
3. 15分で終わらせて「欠陥項目すべて」を3回確認
作業自体を15〜20分で終わらせた後、私は残り時間をすべて確認に充てました。
チェックしたのは、以下の欠陥などを含む項目すべてです。
- リングスリーブの刻印に間違いはないか
- 接地線・非接地線の極性は正しいか
- 器具への結線に緩みはないか
これらを丸ごと3回、愚直に繰り返しました。
技能試験は「急いだ人」ではなく「確認を怠らなかった人」が勝つ試験です。
判断ミスを防ぐには、物理的な疲労と焦りを消すのが一番です。
私がナイフを捨て、時短と安全を買うために選んだ必須ツールを紹介します。
まとめ:技能試験は「現場」そのもの
考える、判断する、危険を避ける。
この流れは、現場でのトラブル対応と全く同じです。
不器用だから落ちるのではない。
判断を飛ばし、確認を怠るから落ちるのです。
技能試験を乗り越えた先にあるのは、単なる免状ではなく「現場で事故を起こさない判断力」そのものです。
