「仕事をしながら電験三種なんて無理だ」
そう思っている方は多いはずです。
実際、当時の私は毎日1〜1.5時間の残業があり、現場仕事特有の肉体的な疲労もありました。
決して「時間に余裕があるホワイトな環境」ではありません。
しかし、40代・高卒・現場職の私が500時間を積み上げられたのは、特別な根性があったからではなく、「勉強を生活のリズムに組み込んだ」からでした。
1. 平日の鉄則:19時〜23時は「机の前」が定位置
平日のルーティンは固定していました。
残業が無い日は17時に仕事を終え、帰宅して夕飯とシャワーを済ませたら、即スタート。
「今日はどうしようかな」と悩む余地を自分に与えないこと。
夕飯とシャワーを「勉強開始へのスイッチ」にして、19時から23時までは1時間に10分の休憩を入れながら淡々と机に向かいました。
2. 集中力が切れた日は「暗記系」に逃げる
現場で1日中動き回り、頭も体もクタクタな日。どうしても計算問題が頭に入らない夜はあります。
そんな時、私は無理に計算はしませんでした。
「法規の暗記」や「過去問の解説を眺めるだけ」に切り替えたのです。
一番大事なのは、「完全にゼロの日」を作らないこと。
どれほどしんどくても、最低1時間はテキストに触れる。
この「細い糸をつなぎ続ける感覚」が、挫折を防いでくれました。
3. 休日も「1時間おきの休憩」で10時間を乗り切る
休日は1日8〜10時間ほど勉強していましたが、ずっと集中していたわけではありません。
- 9時スタートで、1時間ごとに10分の休憩を入れる
- 昼食や夕食、シャワーなどで合計2時間程度はしっかり休む
- 「平日の延長」というリラックスした感覚で向き合う
気合を入れすぎると、翌週の仕事に響きます。「1時間やったら、10分はスマホを見たりして脳を休める」。この小刻みなリズムが、40代の集中力を維持するコツでした。
4. 仕事があるからこそ、勉強が続いたという逆転の発想
「仕事が忙しくて勉強できない」と言う人は多いですが、私の考えは逆です。
仕事があるからこそ、生活にメリハリが生まれ、勉強のリズムが作れました。
もし24時間すべてが自由時間だったら、私はきっとサボり癖が出て、途中で投げ出していたはずです。
現場での仕事が適度な「気分転換」になり、夜の勉強への集中力を高めてくれる。
仕事は勉強の邪魔者ではなく、「伴走者」だったのだと、今振り返ると思います。
私の場合は日中体を使い、夜脳を使う。
だからメリハリが付いたと思います。
もし、脳を使う仕事だったら…
まとめ:才能ではなく「慣れ」の問題
最初は仕事と勉強の両立に吐き気がするかもしれません。
でも、1ヶ月、2ヶ月と続けていくと、「歯磨きをしないと気持ち悪い」のと同じレベルで、勉強しないと落ち着かなくなります。
特別な才能なんていりません。
ただ、仕事帰りの疲れた体でテキストを開く「慣れ」を作るだけです。
