私の電験三種の勉強時間は、約3ヶ月で合計500時間でした。
短期間ではありますが、仕事をしながら毎日必死に机に向かった結果です。
今回は、その500時間をどう配分し、結果としてどんな点数になったのか、その現実を整理します。
500時間の内訳と結果
- 理論に250時間。全体の半分を「基礎」に注ぎ込んだ。
- 家では計算9割。暗記は全て「仕事の休憩中」に回す。
- 100点満点でも「合格ラインを超えた安堵」が勝った。
科目ごとの勉強時間の内訳:理論が最大の山場
私の勉強時間の配分は、次のような形でした。
- 理論:250時間
- 電力:50時間
- 法規:75時間
- 機械:125時間
見ての通り、理論に全体の半分を使っています。意識して配分したというより、中学数学からやり直した私にとって、理論を理解するまでにそれだけの時間がどうしても必要だった、というのが正直なところです。
逆に電力が50時間で済んだのは、理論で基礎を固めていたから。理論という「最大の山」を最初に登り切ったことで、他の科目の景色が変わりました。
3ヶ月で500時間を捻出した「代償」
平日は5時間、休日は10時間。このペースを3ヶ月続けるのは、並大抵のことではありません。
これを達成できたのは、何よりも家族の理解があったからです。
子供はすでに社会人として自立しており、ありがたいことに妻も私の挑戦を全面的に支えてくれました。趣味だけでなく、家族との時間すらも削って机に向かう私を、黙って見守ってくれた環境。それがなければ、この500時間は到底積み上げられませんでした。
家では計算、外では暗記。場所による使い分け
効率を上げるために徹底していたのが、勉強内容の「場所による使い分け」です。
- 自宅での勉強:計算問題が9割。腰を据えて電卓を叩く。
- 仕事の休憩中:暗記系が10割。法規の条文や電力の名称を詰め込む。
「家では手を動かすことしかしない」と決めることで、仕事終わりの疲れた頭でもスムーズに勉強モードに入れました。暗記を隙間時間に完全に追い出したことで、自宅での5時間をただひたすら計算問題に集中できたのだと思います。
実際の得点:予想を超えた高得点と、その瞬間の本音
結果は以下の通りでした。
- 理論:85点
- 電力:100点
- 法規:82点
- 機械:100点
CBT方式の試験では、終了ボタンを押した数秒後、画面に点数が表示されます。
「100点」という数字が目に飛び込んできたとき、真っ先に感じたのは喜びではありませんでした。
「あ、これでもう、この苦行(勉強)をしなくていいんだ……」
そんな深い安堵感でした。私にとって100点は目標ではなく、あくまで合格ラインの60点を超えることが全てでした。
満点だから嬉しいのではなく、「もう二度とこの日々に戻らなくていい」という解放感。それが500時間を短期間で完走した私の偽らざる本音です。
60点でも100点でも、合格の価値は変わりません。
勉強時間は人と比べるものではない
「500時間で満点なんて凄いですね」と言われるかもしれませんが、勉強時間は人と比べるものではありません。100時間で合格できる人もいれば、1,000時間必要な人もいます。
大事なのは、「自分が納得できるまで向き合ったか」です。分からない状態を無理に飛ばさず、理解できるまで粘った結果が、たまたまこの点数に繋がっただけだと思っています。
これから挑戦する方も、満点を目指す必要はありません。合格に必要な分だけ、自分のペースで淡々と積み上げる。
それが、長く険しい電験三種という道を完走するための、一番の秘訣です。
