電験三種の勉強を始めた当初、誰もが一度は「プロの講座を使うか」「自力で進めるか」という選択肢に頭を悩ませます。
私は最終的に、講座を使わず独学のみで500時間を費やし、合格を掴み取りました。
しかし、今振り返ると「独学が絶対に正解だ」とは言い切れません。
なぜ私はあえて講座を選ばなかったのか。
そして、もし今の私が「もう一度ゼロから受ける」ならどう判断するか。
40代・高卒・現場職というリアルな視点で、その裏側をすべて書き残します。
独学を選んだ「3つの本音」
- 転職が前提ではなく、「焦り」がなかった。
- 数万円〜十万円という「初期費用」に足が止まった。
- 解説が分かりすぎて「分かった気になる」のが怖かった。
1. 一番の理由は「焦っていなかった」こと
当時、私は今の職場に大きな不満があったわけではなく、転職を急いでいたわけでもありませんでした。
「今年中に受からないとダメ」という切迫した状況ではなかったのです。
あくまで「将来の不安を減らすための備え」としての受験。
だからこそ、「時間はかかってもいいから、納得いくまで自分の力でやってみたい」という贅沢な選択ができました。
もし、これが「転職活動中」であったり「会社から期限を決められている」状態だったら、私の判断は180度違っていたはずです。
2. 講座の「分かりやすさ」に潜む本当の怖さ
講座を検討した際、私が一番懸念していたのは「お金」以上に「理解の質」でした。
電験三種の試験問題は、ほとんどがひねった応用問題です。公式を一つ暗記したところで、太刀打ちできる相手ではありません。
講座の綺麗な図解やスムーズな解説を聞くと、その場では「分かった気」になります。しかし、それは講師の思考をなぞっているだけで、自分の実力にはなっていないことが多いのです。
「いざ応用問題にぶつかった時、手が動かない」
そんな事態を避けるため、私はあえて「分からないことと数時間格闘する」独学の道を選びました。この泥臭いプロセスが、本番の対応力を養ってくれたと感じています。
3. 独学は「二度手間」という膨大なコストを払う
とはいえ、独学は決して美しいものではありませんでした。
教えてくれる人がいない以上、自分で理解するまでには膨大な時間がかかります。
必死に調べて、ようやく答えらしきものに辿り着いても、「この解釈で本当に合っているのか?」と確信が持てないこともあります。
解釈が間違っていれば、またゼロから調べ直し。そんな「二度手間」が当たり前のように起こります。
私は「それも勉強だ」と割り切っていましたが、忙しい中で勉強時間を捻出している人にとっては、この不透明な時間は耐え難い苦痛になるはずです。
独学は「教材代」こそ安いですが、代わりに
「自分の寿命(時間)」という最も高いコストを支払っています。
4. もし100時間短縮できるなら、迷わず講座を選ぶ
独学で合格した今、あえて正直に言います。
もし当時の自分に「講座を使えば勉強時間を100時間短縮できる」と分かっていたら、私は100%講座を選んでいました。
電験三種で100時間を生み出すのは、並大抵のことではありません。
500時間を費やしたからこそ分かりますが、40代にとっての100時間は、数万円の受講料よりも遥かに価値があります。家族との時間、休息の時間、あるいは実務を学ぶ時間……。
「合格が目的」なら、手段に固執する必要はない。
これが、500時間を完走した私の結論です。
【最短ルートで「安心」を手にしたい方へ】
独学の「調べ物だけで3時間溶ける」という無駄を、あなたはプロの力を借りてショートカットしてください。特にスマホで隙間時間に受講できる講座は、私たち現場職にとって最強の時短ツールになります。
5. 講座を選ぶなら「スマホ受講」が絶対条件
もし、今の私が当時の状況で講座を再選定するなら、基準は一つです。
「スマホで、いつでもどこでも講義が見られるか」
私たち現場職は、机に座ってまとまった時間を確保するのが難しい。だからこそ、現場の休憩時間や移動中の5分、10分を積み重ねるしかありません。
スマホでサクサク動画が見られ、分からないことをその場で解決できる。この「機動力」がある講座なら、独学で迷走するリスクを限りなくゼロに近づけてくれます。
まとめ:講座は私にとって「最後の手段」だった
私自身にとっては、独学という選択は正解でした。しかし、それは「焦っていなかった」という特殊な背景があったからです。
もし、あなたが今「不安」や「焦り」を感じているなら、無理に独学にこだわる必要はありません。まずは2週間から1ヶ月本気で独学してみて、もし手応えがなければ、100時間を買うつもりで講座へ切り替える。
その柔軟な判断こそが、40代・高卒・現場職というハンデを跳ね返し、最短で合格を掴むための唯一の戦略です。
