公害防止管理者の試験勉強をしていて、こう感じたことはありませんか?「特論はなんとなく分かるのに、概論だけがどうしても頭に入らない」。
もしあなたがそう思っているなら、安心してください。ここに、水質2種でも大気1種でも、「概論だけ不合格」を律儀に繰り返してきた男がいます。
なぜ、現場作業員にとって「概論」はこれほどまでに高い壁なのか。私の実体験から、その正体と向き合い方を整理しました。
水質でも大気でも、私の前に立ちはだかった「概論」
私はこれまで、複数の公害防止管理者試験に挑んできましたが、常に「概論」という科目に足を引っ張られてきました。
水質2種での経験
特論系は順調に合格ラインを超えたのに、概論だけが低迷。最終的には2年がかりで合格しましたが、あの時の「何を聞かれているのかすら怪しい」感覚は今も鮮明です。
そして、2025年に受験した大気1種でも、全く同じドラマが繰り返されました。
- 大気特論:10 / 15(合格)
- ばいじん・粉じん特論:12 / 15(合格)
- 大気有害物質特論:10 / 10(合格)
- 大規模大気特論:7 / 10(合格)
- 大気概論:5 / 10(不合格)
見事に、概論だけ不合格です。特論は満点を取るほど仕上がっているのに、概論だけがどうしても突破できない。この偏りこそが、現場人間が陥る「概論の罠」なのです。
現場エンジニアが「概論」を苦手とする3つの理由
なぜ、現場でバリバリ働く人間にとって、概論はこれほどまで苦痛なのか。自分なりに分析した結果、3つの理由が見えてきました。
理由① 範囲が広く「重箱の隅」をつついてくる
概論は、法律、制度、環境基準、基本用語など、内容が「広く、浅く」設定されています。しかし、その「浅さ」が曲者です。時折、実務では絶対に使わないような重箱の隅をつつくような細かい知識が問われます。
「これを覚えればOK」というゴールが見えにくいため、勉強していても手応えを感じにくく、達成感がないのがこの科目の辛いところです。
理由② 現場感覚という「武器」が封じられる
特論は、設備、処理方法、具体的な数値など、現場経験がある人間にとって「イメージしやすい」内容です。マグネットやリレー、端子台を触る感覚で、システムのフローを理解できます。
しかし、概論は「制度の趣旨」や「抽象的な考え方」が中心です。現場作業員の私からすれば、「理屈はいいから、どう動かせばいいのか教えてくれ」と言いたくなるような、地に足の着かない感覚が常にありました。
理由③ 過去問の「再現性」が極めて低い
特論は、過去問を5〜10年分回せば、似たような傾向の問題に出会えます。しかし、概論は違います。
- 同じテーマでも、聞き方が絶妙に変わる
- 選択肢が紛らわしく、消去法でも絞りきれない
- 「最新の統計データ」を問われるため、古い過去問の数値が役に立たない
環境基準の超過率など、近年の数値が必要になる問題は、過去問を丸暗記しても通用しません。この「鮮度の高い知識」を求められる点も、忙しい社会人には厳しいハードルです。
40代の本音:
試験中、問題を見るたびに絶望しました。自信を持って答えを選べる問題が少なく、消去法でも2択までしか絞れない。自分を信じられなくなるあの感覚こそ、概論の本当の怖さです。
2026年、私は「概論」とこう向き合う
水質1種・大気1種という頂を目指す以上、この苦手な概論から逃げることはできません。2026年の再受験に向けて、私は戦略を立て直しました。
- 概論を「後回し」にしない: 最後に回すと焦る。最初から向き合う。
- 「重点科目」として扱う: 苦手だと自覚し、一番時間をかける。
- 回数で勝負: 理解できなくてもいい。とにかくテキストと過去問に触れる回数を増やす。
特論のように「得意にする」ことは諦めました。目標は「足を引っ張らない点数を死守すること」。ただそれ一点に絞ります。
まとめ|概論は「得意科目」にしなくていい
もしあなたが、特論は取れるのに概論で苦戦しているなら、それはあなたが「現場のプロ」である証拠かもしれません。抽象的な理屈よりも、目の前の実務を重んじてきた結果です。
- 概論は、得意にする必要はない
- 「落とさないための科目」だと割り切る
- 科目合格制度を使い、数年がかりで攻略する
2026年、私は水質1種・大気1種を完結させるために、再びあの「絶望の概論」と向き合います。一緒に、最低限のラインを泥臭く超えていきましょう。
