【実体験】水質と大気、どっちが難しい?40代現場職が「水質の方が合っている」と感じた理由

公害防止管理者を受けようとする際、誰もが直面するのが「水質にするか、大気にするか」という選択です。しかし、私の場合は「選んだ」という感覚はほとんどありませんでした。

始まりは会社からの「水質2種を取れ」という業務命令。興味があるわけでも、環境問題に熱心だったわけでもありません。しかし、実際に勉強を進め、後に大気も経験した今だからこそ分かる「水質を選んで正解だった理由」があります。

目次

きっかけは100%「会社都合」だった

正直に言いましょう。水質2種を受け始めた頃の私のモチベーションはゼロに等しかったです。会社で必要だから、指示されたから。ただそれだけの理由で、重い腰を上げました。

やりたいからやるのではない、やらされている勉強。そんなスタートだった私ですが、テキストを読み進めるうちに、ある「意外な共通点」に気づき始めました。

「熱帯魚」と「自社設備」が勉強の助けになった

勉強が苦痛でしかなかった私を支えたのは、意外にも過去の趣味と、日々の仕事の光景でした。

1. 熱帯魚飼育の経験が「ろ過」の理解を早めた

実は以前、一部屋丸ごと使うほどの規模で熱帯魚を飼育していました。水槽のろ過システム、アンモニアや亜硝酸のサイクル、pH(水素イオン指数)の管理……。これらは、水質関係の試験で出てくる「汚水処理」の考え方と驚くほど似ていたのです。

「あ、これ水槽でやってたアレと同じことか」と気づいた瞬間、無機質なテキストの文字に色がつき始めました。趣味で培った「水質の感覚」が、思わぬところでプラスに働いたのです。

2. 自社の設備が「イメージの土台」になった

大気の勉強をしていて痛感したのは、自社に設備がないと「イメージが全く湧かない」ということでした。一方、水質は自社に一つでも設備があれば、それをベースに理解を広げることができます。現場で毎日目にしているタンクや配管が、そのまま生きた教材になったのです。

水質ならではの地獄。有害物質の多さに嫌気がさす

もちろん、水質が良いことばかりではありません。勉強を進める中で、何度も「もう嫌だ」と投げ出しそうになったポイントがあります。それが「有害物質の多さ」です。

カドミウム、シアン、鉛、六価クロム……。大気と比べても、水質は覚えなければならない項目や基準値が非常に多いと感じました。細かい数字が並ぶ表を見ていると、現場の疲れも相まって、何度も意識が飛びそうになりました。

それでも踏みとどまれたのは、「現場の景色」と「過去の経験(熱帯魚)」という、自分の中にある知識のフックに引っ掛けることができたからだと思います。

「会社指示」から「自分の意思」への変化

2年かけて水質2種を合格したとき、私の中に変化が起きました。最初はあれほど嫌々始めた勉強だったのに、今では「水質1種」に挑戦しようとしています。

現在の心境:
今回の1種受験は、会社には内緒で「自主的」に進めています。会社に言われて動くのではなく、自分のスキルとして、自分の意思で上を目指す。水質2種を乗り越えたことで、資格に対する向き合い方が180度変わりました。

まとめ|水質は「イメージ」できる人に向いている

水質を選んだ理由は会社都合でしたが、振り返ってみれば私にとってこれ以上ない選択でした。

  • 自社に水処理設備がある
  • 水槽での飼育経験や、水に関する趣味がある
  • 目に見える化学変化(沈殿や中和)の方が理解しやすい

もしあなたが「水質か大気か」で迷っているなら、「どちらの方が、自分の生活の中でイメージしやすいか」を基準に選んでみてください。たとえ最初は「やらされている」勉強でも、自分の経験とリンクした瞬間、合格への道筋ははっきりと見えてくるはずです。


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