【本音】電験三種は「向いていない人」も多い。40代現場職が500時間で悟った残酷な真実

電験三種は、電気の現場に携わる人間なら一度は意識する「登竜門」のような資格です。
取得すれば一目置かれますし、食いっぱぐれない武器になるのは間違いありません。

しかし私は、この資格を安易に誰にでも勧めるつもりはありません。

実際に40代、高卒、現場職の私が自費・独学で受けてみて痛感したのは、
「これは向き・不向きがはっきり分かれる残酷な試験だ」ということです。

この記事では、
電験三種を「やらない判断」をしてもいい人の特徴を、私の体験ベースで整理します。

合格者を増やすための記事ではありません。合わない人が貴重な40代の時間を無駄にしないための記事です。

目次

1. 「途中で投げたら何も残らない」と割り切れない人

電験三種は、中途半端に手を出して挫折すると、
1ミリもリターンがありません。
「2科目受かったけど諦めた」という状態では、現場の評価も給与も、転職市場での価値も全く変わらないからです。

私はCBT方式と科目合格制度をフル活用しましたが、
それでも「最後まで完走する」という執念がなければ、費やした数百時間はただの損失になります。

  • 仕事が忙しくなったら休止するかも
  • 受かればラッキー、ダメなら別の資格へ

もし今、そんな「逃げ道」を作っているのなら、最初からこの重すぎる山には登らない方が賢明です。

2. 理論の壁を「ゴリ押し」で超える覚悟がない人

私は高校時代、数学も物理も赤点だらけ。正直、数字を見るのも嫌いなタイプでした。

勉強を始めて、直流回路まではなんとかなりました。しかし、
「交流」に入った瞬間、すべてが真っ暗になりました。
ベクトル、位相、虚数……。「何これ、日本語?」というレベルです。

電験三種において、理論科目は避けて通れません。そして理論から逃げることは、合格を諦めることと同義です。

私の突破法
理解できない理論を、理解できるまで待つ余裕はありませんでした。私は、ひたすら過去問とテキストで「ごり押し」しました。理屈をこねる前に、解法を体に叩き込む。
この「泥臭い作業」に耐えられない人には、電験は苦行でしかありません。

3. 勉強のために「趣味」を捨てる判断ができない人

私のトータル勉強時間は約500時間。基礎学力がなかった私にとっては、これが最低限必要な時間でした。

この時間を捻出するために、私は大好きだったゲームを一切断ちました。

現場職の1日はハードです。疲弊して帰宅し、夕飯とシャワーを済ませてから就寝までの貴重な数時間。あるいは、現場の昼休憩。そこをすべて「電験」に捧げました。

  • 「週末にまとめてやればいい」
  • 「隙間時間だけでスマートに受かりたい」

そんな甘い考えは、現場のトラブルや残業一発で崩壊します。何かを捨ててでも時間をこじ開ける覚悟がないと、40代の記憶力では太刀打ちできません。

4. 目的が「会社のため」という人

ここが一番重要かもしれません。
私は自費で受験し、合格した今も会社には報告していません。

なぜか…?
会社のために取ったわけではないからです。
もし会社に合格を伝えれば、現在の外部委託から「自社選任」への切り替えを打診されるでしょう。

そうなれば、仕事量は増え、法的責任という重圧だけがのしかかります。
わずかな資格手当と引き換えにするには、あまりにリスクが大きすぎると判断しました。

私の目的はあくまで「自分を守るための保険」です。いざという時に、会社を捨てて一人で生きていける「切り札」として持っているだけ。

「会社に言われたから」「みんな受けているから」といった受動的な理由では、電験三種の苦しさは乗り越えられません。

まとめ:やらない判断も「勇気」である

ここまで読んで、「自分には無理かも」と感じたなら、その直感に従っていいと思います。
電験三種を取らなくても、死ぬわけではありません。

でも。

  • 数学が赤点でも、過去問を食い千切る覚悟がある
  • ゲームのコントローラーを置いてでも、自分を変えたい
  • 会社に頼らず、自分一人の力で立つ「武器」が欲しい

そう思える人にとってだけ、この資格は一生モノの価値を持ちます。
あなたは、どちらの道を選びますか?


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